全世界のダビデアンを結ぶイントラネット・システム。幹事以上のメンバーに配布されるアカウントとパスワードでしか入室できない。幹事の立ち会いの下であれば、幹事以下のメンバーが閲覧することが許される。
ダビデアンという異端カルトの特徴は、インターネット上に構築されたグローバルなイントラネットを根幹に形成されている点にある。外部に対してはACMやイエス青年会やEAPCやクリスチャントゥデイやベレコムなど、諸団体・諸企業に分かれて運営されているように「見える」が、内部、つまり、イントラネットのシステム内では、諸団体・諸企業は完全にシームレスに統一された「共同体」である。
ダビデ張在亨を来臨のキリストとして確信し、献身の決意を固めて幹事となったメンバーは、専用のアカウントとパスワードを与えられて、イントラネット上の「幹事専用サイト」への入室を許可される。幹事専用サイトには、全世界のダビデアンの活動のニュース配信、ダビデ張在亨の写真と説教と動画とストリーミング放送、一対一の聖書講義のテキストと音声ファイル、各レベル毎のチャット会議室、重要書類の保管庫が完備されている。
ダビデアンの信仰と実行のすべてが、このイントラネットのシステムに完全に依存しているため、ダビデアンはインターネット無しでは、事実上何も出来ない。このため、メンバーへのペナルティー(罰)として、毎週更新される「幹事専用サイト」のアカウントとパスワードを与えない、という手段が用いられることがある。
ダビデアンはインターネットと一体化しているため、その世界宣教戦略は基本的に「ネットの世界を支配する」という目標を目指すものである。このため、ダビデアンの学生伝道の第一の対象となるのは、情報工学やウェブデザインやメディアを学ぶ学生たちである。ダビデ張在亨は、ある韓国人牧師に対して「われわれはインターネットを支配し得る力を持っている」と豪語して、協力するよう威圧したことがある。ダビデアンが「ネットの世界を支配する」ために用いる手段としては、多数のウェブサイトを立ち上げて、キリスト教諸団体に提携を持ちかけ、それらウェブサイトを利用させることで、キリスト教諸団体を取り込み、情報管理の面でダビデアンが提供するサービスに依存するようにする。同時に、ダビデアンに敵対的・批判的なネット上の言論に対しては、法的措置を取るなどの威嚇を行って、削除や閉鎖に追い込むことが行われている。